2018年夏以来の下げ幅を記録したトルコリラ~中銀総裁の解任がトリガーに

2021/03/23 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
  • 3月22日、トルコリラ相場が急落した。オセアニア市場では一時1ドル=8.48リラと前日の終値から17.6%安となり、2018年8月のトルコショック以来の下げ幅を記録した。
  • 前日にエルドアン大統領がアバール前中銀総裁を解任し、引き締め策に批判的なカブジュオール新総裁を任命、このことが投資家に嫌気されてリラ安が進むことになった。
  • 先んじて通貨が下落したことにより、実際に中銀が利下げを行うハードルの高さが示された。高金利政策が維持されればリラ安は一服しようが、利下げに転じれば過去最安値の更新は免れない。

続きは全文紹介をご覧ください。

テーマ・タグから見つける

テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。