グラフで見る東海経済(2015年12月)

2015/12/24 塚田 裕昭
グラフで見る東海経済

【今月の景気判断】

東海経済は、持ち直しの動きがみられる。生産は、8、9,10月と3ヶ月連続で増加し、持ち直しつつある。輸出も、11月の実質輸出が4ヶ月連続で増加し、11月の名古屋税関管内の輸出額(速報)は前年比+2.6%と6ヶ月連続で増加するなど、持ち直しつつある。雇用は、失業率、就業者数、求人倍率など、総じて横ばい圏で推移しており、賃金も横ばい圏で推移している。個人消費は、賃金面からの下支え効果もあって横ばい圏で推移している。設備投資は、大企業において製造業、非製造業ともに増加している。住宅着工は持ち直しが一服している。公共投資は横ばい圏で推移している。先行きについては、生産は、電子部品・デバイスが復調となる他、主力の自動車が当面強含みで推移すると見込まれることから、持ち直しが見込まれる。輸出は、緩やかながらも海外景気の回復が続き、緩やかな持ち直しが見込まれる。消費は、所得環境が変わらない中、横ばい圏での推移が見込まれる。公共投資は横ばい圏で推移し、設備投資は増加が続くと見込まれる。東海経済は、ゆるやかな持ち直しが見込まれる。

【当面の注目材料】

  • 世界景気~中国はじめ新興国経済の減速懸念。米国の利上げペースと新興国通貨安。
  • 企業活動~電子部品デバイスの生産・在庫動向。新型モデル投入後の自動車生産・販売動向。
  • 政策~安倍政権の経済政策・財政再建の行方、追加金融緩和の可能性、伊勢志摩サミット開催の影響
  • 家計~実質賃金の動向と消費行動への影響、マンション傾斜問題の住宅販売への影響

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