1. はじめに
新型コロナウイルスの感染拡大により外出自粛の対応が求められ、緊急事態宣言の解除後も、引き続き、行動の制限等がある中、要介護者や家族介護者への影響が長引くことが懸念される。また、全国一斉に緊急事態宣言が出されていた期間、外出だけでなく、介護サービスの利用も控えるなどして、心身の状況に影響が出ていた人もいるのではないかと予想される。
本稿では、介護 が必要な家族がいる人に対して、新型コロナウイルスにより、介護関連のサービスや施設、支援等の利用で影響を受けたこと、介護を要する家族について心配なこと、介護に関して自分自身が困っていることをたずねた結果から、外出自粛対応が要介護者や家族介護者に与えた影響について考察する。・・・（続きは全文紹介をご覧ください。）

全国１万人調査 「緊急事態宣言下における日本人の行動変容」のページへ戻る