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2007.08.23 No45 海外出張者・旅行者たちの、それは『危ない考え』

 いまでは、海外出張も海外旅行も日常業務・日常生活の延長線上と言っても過言ではありません。「明日は大阪出張です」も「明日からジャカルタに出張です」も、区別して話す会社員は少ないのではないでしょうか。旅行についても「社内の忘年会は韓国で焼肉パーティをやりますよ」と気軽に出かける時代です。
 しかしながら、海外への移動が便利になり、また海外出張や海外旅行経験がどんなに豊富であっても、やはり日本国内と海外は事情が異なります。日本と同じような「気分」で海外へ行くと、足許をすくわれるような危ない目に遭ってもおかしくありま
せん。
 今回は、「ちょっと待って。それは『危ない考え』ですよ」というような例と対処法について述べてみます。

1.到着空港で
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 現地空港に到着して預けた荷物を受け取り、入国審査を終えて、晴れて迎えの車に、と順調にスタートする場合がほとんどでしょうが、例外もあります。まず預けた荷物が出てこないことが想定されます。これは、出発時に積み込みが遅れて次便回しになったり、残念ながら本当になくなってしまう場合です。着替えから書類等、一切をスーツケースに詰め込んで預けるような『危ないやり方』では、到着初日から身動きが取れなくなってしまいます。少なくとも1 日分の着替えと上着、重要書類は手荷物にして機内に持ち込みましょう。
 迎えの車はもちろん手配済ですね。スーツケースに貼られた名前で声を掛けてくる悪質タクシー運転手や、手荷物を無理やり運ぼうとするポーターに連れ回され、被害に遭うケースもあります。まずは空港
からご注意を!

2.冒険と旅の恥
 最近は、長期休暇を取得して、まだ馴染みの薄い開発途上国を旅する人も多いようです。一般の観光旅行とは違った貴重な経験ができるでしょうが、思いもかけない災難に遭っては元も子もありません。地元民の歓迎を受けてコーラをもらったところ眠り込んでしまい、「目が覚めたら身ぐるみはがされていた」といった災難も聞きますし、現地の食堂で不用意に食事して七転八倒の目に遭ったといった話などは驚くまでもありません。残念ながら、在外公館や現地の日系企業の事務所に助けを求める日本人が後を絶たないようです。「冒険」は無事に終えて初めて「冒険」と言えるものですから、災難に遭わないように治安状況や衛生状態など、なにもかも「日本と違う」ことを常に再認識しましょう。
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 海外出張者から「夜は散歩できますか?」と聞かれることがあります。さて、見知らぬ土地をそれも夜に散歩しようという意図が分かりません。強盗に襲われるリスクは国を問わず、昼夜を問わずありますが、夜はさらにリスクが高くなることは間違いありません。また、「蓋がなくなっていたマンホールの穴に落ちてしまった」と泣いても後の祭りです。さらに、旅の恥は掻き捨て、と良からぬ冒険心を催すことのないようにしましょう。国によっては、まさに想定外の厳罰が科される場合もありますから。

3.安かろう悪かろう
 日本では安全と空気はタダ、というような風潮がありますが、これこそ『危ない考え』です。ホテル、レストラン、駐車場にしても、一応は「値段が高い」ものから優先するべきです。管理人のいる駐車場が高いからと、路上パーキングをしたところ車上荒らしに遭ったとしても、それは自業自得です。

4.「外国」は「いろいろ『違う国』」
 表面的には「人種が違う、言葉が違う、習慣が違う、何々が違う」と分かってはいても、自分自身の考えが、現地では『危ない考え』なのかどうかまでは、なかなか分かりません。日本人は「裕福で、どちらかというと脇の甘いお人好しの外国人」という存在になりがちです。知らず知らずのうちに『危ない考え』が忍び寄っていないかどうか、時折チェックされてはいかがでしょうか。

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