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眞野輝彦コラム
2008.12.22 「今年の流行語大賞に思う」 ―客観的に見つめることの大切さ―
今年を象徴する漢字に「変」が選ばれた。世界の政治、経済、社会の「変化」は、スピードも速く、落差も大きいものであった。この字の選択は頷ける。
一方、流行語大賞には「グー」、「アラフォー」、「埋蔵金」などと並んで、福田前総理の「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」との記者会見発言が候補に上がった。さすがに受賞は辞退されたようである。
しかしもし前総理が本当に客観的にご自身をみることが出来たのであれば、就任後一年そこそこで放り投げだすことになる総理の座に何故就任したのかと批判することも可能である。反対に、もともと政治は一寸先が闇なのである。加えて「変」に象徴されるこの急激な時代の変化を読むことは人間には不可能であったと同情的に受け止めるべきなのであろうか。皆様、考えてみてください。
同じことを小沢民主党党首についても考えてみることが必要である。総理の座は激務である。時差のある地球の裏側の会議に出席し、翌日には国会での答弁に立つことが求められる。この激務に就任する体力に自信がおありなのであろうか。また拒否権と経費支出にインバランスが目立ち、国益がぶつかり合う国連の決議に従うことで、果たして日本の国益を守ることができるのであろうか。そのような日本は主権国家と言えるのであろうか。党首会談でこの論議が聞かれなかったのは残念である。
自分のこと、家族のこと、自分の国日本の政治・外交を客観的に観察することが、押し寄せる不況の大波への自ら対策を考える為には不可欠であり、同時に選挙民の義務なのである。
毎回、時々の話題を取り上げてきましたが、一年があっという間に過ぎました。
この一年のご愛読を感謝申し上げるとともに、来年もご指導の程宜しくお願い申しあげます。 それでは皆様良い年をお迎え下さい。
(注)
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