景気ウォッチャー調査(東海地区:2023年6月)~現状判断、先行き判断ともに低下し、持ち直しの勢いは鈍化~

2023/07/10 塚田 裕昭
景気ウォッチャー調査(東海)
国内マクロ経済

○7月10日に内閣府が公表した「景気ウォッチャー調査」によると、東海地区の6月[ 1 ]の

現状判断DI(季節調整値)は、前月差-0.1ポイントの52.4と3ヶ月ぶりに低下した。 
先行き判断DI(季節調整値)は、前月差-1.7ポイントの52.9と2ヶ月連続で低下した*。

現状判断DI、先行き判断DI(東海/全国)

○当社では、東海地区の景気ウォッチャーの見方を

景況感は持ち直している。先行きについては、人手不足や物価上昇を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている。

とまとめた。

(前月のまとめ)
「新型コロナウイルス感染の落ち着きにより、景況感は持ち直している。先行きについては、物価上昇の影響が懸念される一方、コロナ後の経済正常化への期待がみられる。」

○内閣府では、全国調査での景気ウォッチャーの見方を

景気は、緩やかに回復している。先行きについては、5類感染症への移行も終わり、改善テンポに一服感がみられるものの、緩やかな回復が続くとみている。

とまとめている。

(前月のまとめ)
「景気は、緩やかに回復している。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」


[ 1 ] 調査期間は毎月25 日~月末

* 2023年8月10日訂正 以下の通り誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
正:先行き判断DI(季節調整値)は、前月差-1.7ポイントの52.9と2ヶ月連続で低下した。
誤:先行き判断DI(季節調整値)は、前月差-1.7ポイントの52.9と3ヶ月連続で低下した。

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