2002年7月10日

中国の自動車市場

〜2015年までに日本を上回る〜


○近年、世界の自動車市場において中国の存在感が増している。先進国の市場が成熟するなかで中国市場は高成長が続き、2001年の対世界シェアは4.2%に上昇した。市場規模は世界第7位となった。WTO加盟を契機に競争が活発になって価格が低下しており、さらなる市場拡大が期待される。

○中国市場を評価すると、所得水準に比べて自動車普及率はかなり低い。購買力平価ベースの一人当り国民所得3、550ドル(世界銀行試算)に対して、自動車保有比率は千人当り6.4台と、同じ所得水準の国に比べて6分の1の水準である。また、市場の中心はトラック・バスで、乗用車中心の先進国と大きく異なる。

○当部では、経済成長率、人口、都市化などの動向から、2015年まで5年毎の自動車市場の規模を予測した。メインシナリオでは、販売台数が2005年が308万台(上振れ、下振れを考慮した予測レンジは290〜380万台)、2010年に445万台(同430〜670万台)、2015年に836万台(同810〜1,000万台)となった。販売台数の年平均伸び率は、2005年までは8.2%、2010年までは7.7%となったあと、2015年までは急速なモータリゼーションを背景に13.4%と加速する。保有台数は2005年に2,019万台(同1,970〜2,140万台)、2010年に2,655万台(同2,540〜3,240万台)、2015年に4,284万台(同4,130〜4,870万台)。総人口に対する自動車普及率は、2005年に1.5%、2010年に2.0%、2015年に3.2%。

○当部の予測からは、遅くとも2015年までに、中国自動車市場の規模は現在の日本市場を上回り、世界第2位の市場になるとみられる。

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