2003年12月25日
〜ユーロ圏は外需主導で緩やかに回復
○ユーロ圏の景気は、海外景気の回復に伴う外需の伸びを契機に、2004年には持ち直しに転じる見込みである。2003年後半から、海外受注の増加を受けて、企業の生産が回復している。企業部門の回復は、雇用及び所得を増加させ、年央には、固定資本投資のほか、個人消費も回復するものとみられる。失業率は高止まりするものの、年後半にかけてわずかに低下しよう。2003年のユーロ圏の実質GDP成長率は前年比0.4%、2004年は1.7%と予測した。
○ドイツについては、外需の増加に従って、生産が回復している。それに伴い、次第に固定資本投資も増加しよう。ただし、失業率は依然高く、消費者マインドの回復は遅れており、個人消費の回復も遅れるとみられる。2004年のドイツの実質GDP成長率は前年比1.6%になろう。
○フランスでも、ドイツ同様、外需の増加から企業の景況感は改善している。生産は回復傾向にあり、固定資本投資は2004年に3年ぶりに前年比プラスの伸びに転じよう。2004年には、平均所得税率を3%引き下げる減税が予定されており、個人消費の押し上げにも寄与するとみられる。2004年の実質GDP成長率は1.8%となろう。
○英国では、雇用の堅調を背景とした個人消費とインフラ整備のための政府支出が景気のけん引役となり、2004年は2.7%と潜在成長率をやや上回る景気拡大となろう。
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