2005年8月1日
貿易赤字の拡大ペースは鈍化
1. 米国の貿易収支は大幅な赤字が続いているが、赤字の拡大ペースには鈍化の兆しもみられる。
2.貿易赤字拡大の要因として、(1)海外との成長率格差、(2)米国の輸出入の所得弾性値のギャップ、(3)1990年代半ば以降のドル安、の3つがあげられる。
3.2005年、2006年は、海外との成長率格差縮小や2002年以降のドル安効果によって、貿易赤字の拡大ペースが緩やかなものとなる見通し。しかし、輸出入の所得弾性値のギャップによって貿易赤字が拡大しやすいという米国経済の構造が変化したわけではない。貿易赤字の急速な拡大が一服したとしても、赤字の拡大傾向は今後も続くとみられる。
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