2005年9月14日

米国経済の注目点

米住宅市場ウォッチ(2)〜住宅価格の調整は不可避だが、暴落には到らず


1. 米国の住宅市場は活況が続いており、住宅販売件数は過去最高を更新している。その要因としては、歴史的な低金利や1990年代後半以降の世帯数の増加が挙げられる。住宅需要の盛り上がりに対し、住宅供給が追いついていない可能性もある。

2.住宅価格も大幅に上昇している。需要の強さに加え、住宅の質的な向上も価格の上昇要因となっている。ただし、そうした要因を考慮しても、足元の住宅の上昇は過大とみられる。

3.住宅ブームは、今後、長期金利の反転などから沈静化の方向に向かうとみられる。ただし、住宅販売件数は、世帯数の増加などが下支えとなり、底堅さを保つとみられる。一方、住宅価格は過大評価分の調整もあり、鈍化が顕著なものになろう。しかし、住宅実需が底堅さを維持するため、暴落は回避されるとみられる。

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