(2005年2月調査)
| 調査対象企業数: | 10,936社(回答率=29.2%:2月25日到着分までを集計) | |||
| 回答企業構成比 | 規模別 | 大企業:11.5% | 中堅企業:20.7% | 中小企業:67.7% |
| 業種別 | 製造業:34.0% | 非製造業:66.0% | ||
足元1〜3月期の企業マインドは、中小企業を中心に、3期連続の悪化となった。設備や雇用、在庫に過剰感はみられないが、売上高や経常利益の増勢鈍化は、足元にかけて鮮明になりつつある。特に中小企業では、経常利益が前年比「減少」と答えた企業割合が、5期ぶりに「増加」を上回った。
2005年度の設備投資計画をみると、設備投資を「増やす」と回答した企業の割合は、昨年調査と同様、「減らす」を大幅に上回った。設備投資増加の目的をみると、大企業を中心に、能力増強投資により積極的に取り組む計画となっている。
○足元05年1〜3月期の景況(国内全体の景気)・業況(業界の景気)判断DI(=前期比「上昇」−「下降」企業割合)は、景況で▲9、業況では▲18と、いずれも3期連続の悪化となり、前回調査時の予想値を下回った。先行き4〜6月期については、景況▲7、業況▲15と、ともに改善が見込まれている。なお、参考系列の「景気判定指数」(景況判断DI−業況判断DI、詳細は11頁)は、足元まで8期連続のプラスとなったが、プラス幅は3期連続で縮小している。
○足元の業況判断DIを業種別にみると、製造業は足元で▲15と、4期連続の悪化となった。素材業種(▲21)、加工業種(▲13)はともに悪化し、素材で3期連続、加工では4期連続の悪化となった。先行きについては、素材(▲10)・加工(▲11)とも改善の見通しである。一方、非製造業は足元(▲20)で3期連続の悪化となったが、先行き(▲18)は改善の見込みである。
○企業規模別にみた足元の業況判断DIは、大企業で横ばいだったが、中堅企業で3期連続、中小企業では4期連続の悪化となった。先行きの業況については、いずれの規模とも改善の見通しである(前期→足元→先行き:大企業▲7→▲7→+1、中堅企業▲10→▲17→▲12、中小企業▲13→▲21→▲19)。
○在庫判断DI(製造業)は、足元で「過剰」超幅が縮小し、先行きも縮小が見込まれている。設備判断DI(全企業)は、足元で、前期に引き続き「適正」だったが、先行きは「不足」超に転じる見通しである。雇用判断DI(同)は、足元で「不足」超幅が拡大したが、先行きについては縮小する見込みである(DIは「過剰」−「不足」企業割合。前期→足元→先行き:在庫判断+14→+11→+7、設備判断±0→±0→▲2、雇用判断▲8→▲11→▲8)。
○売上高DI(全企業、以下同じ)の「増加」超幅は足元で縮小。先行きは横ばいの見通しである。経常利益DIは足元で「増加」超が解消も、先行きは再び「増加」超が見込まれている。設備投資DIと設備資金DIはともに足元で横ばい。先行きはともに「増加」超幅が拡大する見通しである。運転資金DIは、足元で「増加」超幅が縮小。先行きも縮小の見込みである(DIは前年同期比「増加」−「減少」企業割合。前期→足元→先行き:売上高+14→+10→+10、経常利益+3→±0→+2、設備投資+3→+3→+4、設備資金+3→+3→+4、運転資金+11→+9→+6)。
○全企業ベースの当面の課題では、「販売価格安」が引き続きトップとなり、割合もわずかながら上昇(47.4→47.5%)。2位の「国内企業との競争」(39.2→39.1%)、3位の「原材料高」(36.7→33.7%)、4位の「国内販売不振」(33.3→33.0%)は、いずれも割合が低下した。こうした中、「人手不足」の割合が、足元まで7期連続の上昇となっている(16.1→17.2%)。
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