第66回UFJ短観調査結果(関西版)

(2005年5月調査)


調査対象企業数: 10,337社(回答率=30.8%、うち関西の1,026社分を集計)
関西は2府4県(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)ベース
回答企業構成比 規模別 大企業11.7% 中堅企業:18.7% 中小企業:69.6%
業種別 製造業:37.0% 非製造業:63.0%

《関西の企業マインドは全国を下回るも小幅改善》

関西の企業マインドは、全国を2期連続で下回ったものの、5期ぶりに小幅改善した。雇用は不足超過が続き、設備は概ね適正水準にあるが、経常利益は8四半期ぶりに、前年比「減少」の割合が「増加」を上回った。当面の課題をみても、「原材料高」に対する懸念が増加しており、企業の収益環境はやや厳しさを増している。

関西の企業に今後1年間の地価見通しを尋ねたところ、「下落」と回答した企業割合は、「上昇」と回答した企業割合を上回っているが、昨年調査に比べると、「上昇」の回答割合が高まり、「下落」の回答割合は低下した。ただし、3大都市圏で比較すると、関西では、「下落」と回答した企業割合が関東、東海を大幅に上回っており、地価に対する厳しい見方が窺える。

【要 旨】

○足元05年4〜6月期の景況(国内全体の景気)・業況(業界の景気)判断DI(=前期比「上昇」−「下降」の企業割合)は、景況で▲6(前期▲2)、業況では▲18(同▲19)と、2期連続で全国を下回った。景況は4期連続で悪化したが、業況は5期ぶりの改善となった。先行き7〜9月期については、景況(▲3)、業況(▲17)ともに改善が見込まれている。

○業況判断DIを業種別にみると、足元、製造業(▲18)は5期連続の悪化。素材業種(▲17)は2期ぶり、加工業種(▲18)は5期連続で悪化した。非製造業(▲19)は5期ぶりに改善し、全国と同水準となった。先行きについては、製造業(▲16)、非製造業(▲17)ともに改善が見込まれている。

○業況判断DIを企業規模別にみると、足元、大企業(▲2)が4期連続で改善し、全国(▲8)を上回っている。一方、中堅企業(▲21)では横ばいとなり、中小企業(▲20)では5期ぶりに改善し、全国と同水準となった。先行きについては、大企業で悪化、中堅企業では横ばい、中小企業で改善の見通しと、企業規模によってばらつきがある。

○在庫判断DI(製造業)は、足元で+8と、2期連続で「過剰」超幅が縮小し、先行きもさらなる縮小が見込まれている。設備判断DI(全企業、以下同じ)は、足元+1と横ばいでの推移となり、先行きも横ばいの見通し。雇用判断DIは、足元で▲3と、4期ぶりに「不足」超幅が縮小した。先行きについては「不足」超幅が拡大する見通しである(DIは「過剰」−「不足」企業割合)。

○売上高DIは、足元、全企業ベースで+7と「増加」超幅が3期連続で縮小。先行きは「増加」超幅の拡大が見込まれている。規模・業種別みると、いずれの規模・業種とも「増加」超幅が縮小した。経常利益DIは、足元、8期ぶりに「減少」超に転じたが、先行きは再び「増加」超に転じる見込み。一方、設備投資DIは、足元で「増加」超幅が拡大したが、先行きは「減少」超に転じる見通しとなっている。設備資金DIは、横ばい、運転資金DIは、「増加」超幅が拡大し、先行きは、ともに「増加」超幅の縮小が見込まれている(DIは前年同期比「増加」−「減少」企業割合)。

○関西企業の当面の課題(全企業)では、「販売価格安」の割合はわずかながら上昇(48.0→48.1%)し、13期連続で1位となった。2位の「国内企業との競争」の割合(42.0→43.7%)は、2期連続で上昇し、1位との差は縮まった。その他、3位の「原材料高」(35.5→39.3%)、4位の「国内販売不振」(34.4→36.3%)は、いずれも割合が上昇した。一方、5位の「人件費増」(13.0→11.4%)、6位の「人手不足」(12.0→11.2%)は、割合が低下した。

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