(2005年8月調査)
| 調査対象企業数: | 10,201社(回答率=33.2%:8月18日到着分までを集計) | |||
| 回答企業構成比 | 規模別 | 大企業:11.8% | 中堅企業:23.2% | 中小企業:65.0% |
| 業種別 | 製造業:35.0% | 非製造業:65.0% | ||
業況判断は足元7〜9月期に再び悪化した。しかし、5四半期ぶりに大きく改善した4〜6月期からは、わずかな悪化にとどまっている。大企業の業況判断は2四半期連続で改善しており、企業マインドは既に最悪期を脱した模様である。実際、足元で、在庫の過剰感が縮小し、設備と雇用は再び不足感が強まっている。当面の経営上の課題をみても、「販売価格安」と「国内販売不振」を指摘する企業の割合が、足元で同時に低下している。こうした中、「人手不足」の割合が再び上昇し、約13年ぶりの高水準に達した。
特別調査として、今後1年間の価格見通しを尋ねたところ、仕入価格は上昇、販売価格は小幅下落の見込み。一方、今後1年間の消費者物価については、過半の企業が上昇を予想している。
○足元7〜9月期の景況(国内全体の景気)・業況(業界の景気)判断DI(=前期比「上昇」−「下降」企業割合)は、景況で+13、業況では▲11と、前期からやや悪化したが、1〜3月期の水準は大きく上回っている。先行き10〜12月期については、景況+15、業況▲6と、ともに改善が見込まれている。なお、参考系列の「景気判定指数」(景況判断DI−業況判断DI、詳細は11頁)は、足元まで10期連続のプラスとなっている。
○足元の業況判断DIを業種別にみると、製造業は足元で▲8と、2期ぶりの悪化となった。素材業種(▲18)、加工業種(▲4)はともに悪化し、素材で5期連続、加工では2期ぶりの悪化となっている。先行きについては、素材(▲7)・加工(+1)とも改善の見通しである。一方、非製造業も足元(▲13)でやや悪化したが、先行き(▲8)は改善の見込みである。
○企業規模別にみた足元の業況判断DIは、中堅・中小企業で悪化したが、大企業では2期連続で改善。先行きの業況については、いずれの規模とも改善の見通しである(前期→足元→先行き:大企業+0→+2→+7、中堅企業▲3→▲5→▲4、中小企業▲14→▲16→▲9)。
○在庫判断DI(製造業)は、足元で「過剰」超幅が縮小し、先行きも縮小が見込まれている。設備判断DI(全企業)は、足元で再び「不足」超となり、先行きは「不足」超幅の拡大が見込まれている。雇用判断DI(同)は、足元で「不足」超幅が再び拡大し、先行きについてはさらに拡大する見込みである(DIは「過剰」−「不足」企業割合。前期→足元→先行き:在庫判断+18→+14→ +8、設備判断±0→▲1→▲3、雇用判断▲9→▲11→▲14)。
○売上高DI(全企業、以下同じ)の「増加」超幅は足元で縮小し、経常利益DIは足元で横ばいだったが、先行きはいずれも「増加」超幅の拡大が見込まれている。設備投資DIと設備資金DIはともに足元で「増加」超幅が拡大したが、先行きはいずれも横ばいの見通しである。運転資金DIの「増加」超幅は足元で横ばい。先行きはわずかに縮小する見込みである(DIは前年同期比「増加」−「減少」企業割合。前期→足元→先行き:売上高+14→+12→+15、経常利益+4→+4→+7、設備投資+2→+4→+4、設備資金+4→+6→+6、運転資金+8→+8→+7)。
○全企業ベースの当面の課題では、「販売価格安」が引き続きトップとなったが、割合は低下(46.6→46.2%)。以下、2位の「原材料高」(38.2→37.3%)、3位の「国内企業との競争」(41.6→37.2%)、4位の「国内販売不振」(33.0→32.4%)も、割合は低下している。こうした中、「人手不足」の割合が、足元で再び上昇しており、92年10〜12月期以来の高水準に達している(16.3→19.5%)。
PDFファイルで
図表入り全文を提供しています。(132KB)