食品・飲食

食品・飲食業界 概要

食品・飲食と言っても幅広い内容を含むため、ここでは栄養素の摂取や嗜好を目的として口に入れるものを念頭に置きます。
この業界の市場規模は、16兆円とも20兆円とも言われています。製菓業に代表されるように売上高数千億円規模のグローバルメーカーが市場全体の8割を占める反面、残りの2割を中小零細企業が生き残りをかけてしのぎを削るなど、多様な産業構造となっています。
全体として製品ライフサイクルは短く、いわゆる定番商品に至らないケースがほとんどですが、近年、健康志向の高まりを反映して、機能性や低カロリーを重視した食品や栄養バランスを整える商品の開発を競い合う傾向にあります。人気商品同士のコラボレーションやご当地商品の開発など、多様化する消費者のニーズをいかに捉えるかの研究には余念がありません。
また、人口の減少や単身・共働き世帯の増加などの社会構造の変化、販売チャネルの一角を占めるコンビニエンス・ストア比率の高まりを反映して、商品の小容量化・小分け販売が拡大する傾向にあります。
原材料の高騰や為替変動リスク、さらには低価格商品群の拡大による厳しい競争に晒されているため、輸送効率の改善やサプライチェーンの見直しなどのコスト削減に努力を払っています。

展望・課題

食品・飲食業界は、全体としてほぼ成熟している業界といえます。少子化の影響もあり、今後大きく市場が拡大することは考えにくいといえます。
その中で需要を喚起するためには、ブランディングが大きな要素となります。消費者を惹きつけるストーリー性のある商品や、歴史的・文化的特性を生かした商品の開発により、付加価値の高いブランドを確立することが求められています。
また、外的環境はさらに厳しさを増すことが想定されるため、さらなるコスト削減が求められます。生産拠点の統合や余剰設備の見直し、新素材の研究、商品開発期間の短縮化、経済的発注ポイント及びロッドの見直し、販売ルートや物流体制の見直し等が必要となります。
ブランドが確立し、低コスト体制が維持できたとしても、たった一度の不祥事で、せっかく培ってきた信頼が失墜してしまうことも少なくありません。
近年、食の世界がユビキタスとなり、産地や季節を超えて、いつでもどこでも旬な食材を味わうことができるようになりました。流通経路が複雑かつ多段階になるにつれて、リスクは増大します。リスクが顕在化すると、結果として消費者に不信感を与えてしまいます。
食の安全性に対する信頼を回復し、消費者と良い関係を築くためには、フード・チェーン全体において、お互いオープンな関係を維持しつつ、透明かつ正確な情報をもって消費者と正面きって向かい合うことが大切になります。

サービス

  • ISO22000/FSSC22000支援
  • 食品業界におけるR&D支援
  • 食の安全・安心シンポジュウム運営
  • 製造工程/物流効率化支援
  • 品質管理体制強化支援
  • CSRレポート作成支援
  • 販路開拓支援

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