2017年度~2018年度 関西経済見通し~ 緩やかな持ち直しが続く関西経済 ~
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2017/08/04
調査部 塚田 裕昭


○関西経済は、緩やかに持ち直しているが、足下で持ち直しの動きが弱まっている。


○足下の経済指標の動きを見ると、生産、輸出といった主要な指標において持ち直しの動きに一服感が現れているが、世界経済の緩やかな持ち直しの継続を背景に再び持ち直し基調に復すると見込まれる。


○16年度の関西の実質域内総生産(GRP)は、前年比+0.9%と、15年度の同+0.8%(実績推計)に続き、2年連続でプラス成長となったと見込まれる。


○17年度については、前年比+1.1%と増加幅が小幅拡大し、3年連続のプラス成長を見込む。関西経済において存在感を高めているインバウンド消費は引き続き好調な推移が見込まれる。インバウンド消費はサービスの輸出として計上されるが、ものの輸出も含めた輸出全般が関西の域内総生産を引き上げる。内需についても、設備投資は比較的堅調な動きとなり、個人消費についても所得環境の緩やかな改善を背景に次第に持ち直してくると見込まれる。16年度は進捗の遅れからマイナス寄与となった公共投資も、17年にはプラス寄与に転じると見込まれる。


○18年度も17年度と同様の状況が続き、前年比+0.9%と4年連続のプラス成長を見込む。なお、2019年10月に予定されている消費税率引き上げに伴う駆け込み需要は、住宅投資で一部出てくる可能性があるが、個人消費では19年度前半に出てくると見込まれる。


○予測期間中において、関西経済は緩やかな持ち直しが続くと見込まれる。全国に比べれば持ち直しのペースはやや緩慢となるが、1%程度の成長が続くと予想される。


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