2009/2010年度経済見通し(2009年12月) ~懸念は高まるも二番底は回避される~
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2009/12/10

○12月9日に発表された2009年7~9月期のGDP(2次速報)の結果、前回の経済見通し(11月18日)以降に発表された各種経済指標の動向、明らかになった現政権の経済運営の影響などを踏まえ、2009~2010年度の経済見通しの見直しを行なった。しかし、急激な落ち込みの後の反動増、政策効果、好調な輸出によって景気は持ち直しているが、過剰な設備や雇用の調整が残り、持ち直しのペースは徐々に緩やかになってくるという基本的な見方に変更はない。

○2009年度は、景気の持ち直しの動きが徐々に広がってくる見込みである。輸出回復と経済対策効果が主な牽引役であるが、国内民需も緩やかに持ち直し始める。もっとも、輸出の増加ペースが一服し、経済対策効果も一巡してくるため、景気回復のペースが加速していくわけではない。2009年度の実質成長率は前年比-2.6%と2年連続でのマイナス成長となるが、年度のゲタが大幅なマイナスとなっていることが影響しており、この影響を除いた成長率は+1.2%と前年度から大幅に回復する。

○2010年度は、前半は景気持ち直しの動きが続くが、後半は政策効果の剥落によって個人消費が落ち込むため、実質GDP成長率が一時的に前期比でマイナスに転じる。このため、景気が足踏み状態に陥る懸念があるが、輸出の増加が続くことなどから、二番底に陥ることは回避されるよう。2010年度の実質成長率は前年比+1.3%を予測する。2009年度に比べて成長率が高まるように見えるが、プラスのゲタを履いていることが影響しており、年度中の成長率は+0.6%と小幅プラスにとどまる。

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