2010/2011年度経済見通し(2010年6月)(2次QE反映後) ~2010年度後半の調整を経て、2011年度は自律的回復へ~
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2010/06/11


○6月10日に発表された2010年1~3月期のGDP(2次速報)の結果や、前回の経済見通し(5月24日)以降に発表された法人企業統計などの各種経済指標の動向を踏まえて、2010~2011年度の経済見通しの見直しを行なったが、2次速報で大きな変更がなかったため、見通しは微修正にとどめた。すなわち、景気回復のペースが次第に鈍化し、2010年度下期には景気対策効果の剥落によって景気が足踏み状態となる懸念があるものの、2011年度は内需の拡大を背景に景気は自律的な回復軌道に乗り、デフレ圧力も薄らいでくるという見方を継続している。


○2010年度は、前半は政策効果によって個人消費が底堅い動きを続け、設備投資と住宅投資の底打ちにより景気回復が続く。しかし、後半は政策効果の剥落により回復の動きが一時的に弱まり、成長率の前期比の伸びがマイナスとなる局面もあろうが、景気が足踏み状態に陥っても失速するには至らない。2010年度の実質GDP成長率は前年比+2.0%を予想する。もっとも、これは大きなゲタ(+1.5%)を履いていることが影響しており、年度中の成長率を見ると実質では+0.5%にとどまる。


○2011年度には、輸出の増加が企業や家計の所得を回復させ、それが民需へと波及する動きが続き、景気は自律的な回復軌道に乗ってくる。雇用・所得の改善も進むため、落ち込んだ個人消費も持ち直してくる。2011年度の実質GDP成長率は前年比+1.4%を予想する。前年度の伸びから縮小するが、ゲタ(+0.2%)の影響は小さく、年度中の成長率は+1.2%と勢いは強まる。また、外需寄与度+0.1%に対し、内需寄与度が+1.3%にまで高まるなど景気の自律的な回復の動きが強まり、デフレ圧力は徐々に小さくなってくる。


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