2012/2013年度経済見通し(2012年3月)(2次QE反映後) ~懸念材料は残るものの、緩やかな回復が続く~
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2012/03/09


○2011年10~12月期の実質GDP成長率(2次速報値)は、設備投資を中心に前期比-0.2%(年率-0.7%)に上方修正されたが、マイナス成長のままであり、景気が足踏み状態に陥っていたことが改めて示された。しかし、2012年に入ってから、景気はすでに足踏み状態から抜け出し、緩やかに持ち直していると考えられる。1~3月期の実質GDP成長率も、内需の持ち直しが続くことを受けてプラス成長に転じると予想され、伸び率も大きくなる可能性がある。2011年度では前年比-0.2%と2年ぶりのマイナス成長になる見込みだが、回復力が強まっていく条件は整いつつある。


○2012年度は、前半は震災復興のための公共投資と、政策効果による自動車販売の増加、年度後半は海外景気の回復ペースの高まりを受けた輸出の持ち直しにより、景気の回復力が徐々に盛り返してくると期待される。景気のけん引役の交替は順調に進むと予想しており、年度中に景気が再失速するリスクは小さいと思われるが、欧州の財政金融危機や原油高が世界経済に及ぼす影響が引き続き懸念材料である。2012年度の実質GDP成長率は前年比+2.2%と予想する。ゲタ(+0.9%)の影響を受けているが、それを除いた年度中の成長率も+1.3%と2011年度の同1.1%を上回る。名目GDP成長率も前年比+2.2%まで高まり、デフレーターは同-0.1%となる見込みである。


○2013年度も、勢いはやや鈍化してくるが景気回復の動きは継続しよう。復旧・復興需要は2012年度中にピークアウトするため、2013年度は公共投資がマイナス寄与に転じるが、輸出の持ち直しの勢いが増してくることに加え、民需も底堅さを維持するため、景気は順調な回復を続けるであろう。2013年度の実質GDP成長率は前年比+1.7%と予想される。名目GDP成長率も前年比+1.7%まで上昇し、デフレーターは同-0.0%と前年と同程度の伸びとなる見込みである。


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