2014/2015年度経済見通し(2014年5月)~景気は持ち直すも、ペースは緩やかにとどまる~
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2014/05/19


○2014年1~3月期の実質GDP成長率は前期比+1.5%(年率換算+5.9%)と消費税率引き上げ前の駆け込み需要によって高い伸びとなった。個人消費が前期比+2.1%と急増したことから、民需の実質GDP成長率に対する寄与度は前期比+1.8%まで高まった。他方、公的需要全体の前期比寄与度は同-0.1%と7四半期ぶりにマイナスとなった。また、外需の前期比寄与度は同-0.3%と3四半期連続でマイナスとなった。


2013年度の実質GDP成長率は前年比+2.3%と2010年度の同+3.4%以来の高い伸びとなった。個人消費の勢いが弱まったことや、7~9月期以降に外需がマイナス寄与に転じたことから実質GDP成長率の前期比での伸び率は徐々に縮小したが、年度末に急速に持ち直した。GDPデフレーターは前年比-0.4%と16年連続でマイナスとなったものの、前年度の同-0.9%からはマイナス幅が縮小した。


○消費税率引き上げ後の影響が家計部門を中心に現れるため、2014年度の実質GDP成長率は前年比+0.6%と小幅プラスにとどまる見込みである。輸出が増加することや、公共投資や設備投資の下支えにより景気が後退局面に入ることは回避されるものの、ゲタ(+1.2%)を除いた年度中の成長率では-0.5%となる見込みである。内外需の寄与度は、内需が前年比+0.4%と小幅増加にとどまるのに対し、外需も+0.2%とプラスに転じるものの力強さには欠ける。個人消費の回復が遅れる場合や、海外経済の悪化により輸出が低迷する場合には、景気が下振れるリスクが高まってくる。


○2015年度は、10月に消費税率が10%に引き上げられると想定しており、駆け込み需要と反動減が発生する。ただし、年度中の動きであるため、均してみると2014年度と比べるとマイナスの影響が小さい。2015年度の実質GDP成長率は前年比+1.2%を予想する。前半は駆け込み需要も加わって景気が持ち直していこうが、後半は反動減によって悪化すると見込まれる。


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