2014/2015年度経済見通し(2014年6月)(2次QE反映後)~消費税率引き上げ後も景気持ち直しは維持される~
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2014/06/10


○2014年1~3月期の実質GDP成長率(2次速報)は前期比+1.6%(年率+6.7%)と1次速報値の同+1.5%(年率換算+5.9%)から上方修正され、名目成長率も同+1.2%(年率+5.1%)から同+1.4%(年率+5.7%)に上方修正された。今回の2次速報の結果は、企業部門で修正幅がやや大きかったものの、その他の項目の修正は小幅にとどまっており、年度末にかけて消費税率引き上げを控えた駆け込み需要が、景気を一時的に大きく押し上げたとの評価に大きな変更はない。2013年度の実質GDP成長率は前年比+2.3%のまま据え置かれた。


○消費税率引き上げ後の影響が家計部門を中心に現れるため、2014年度の実質GDP成長率は前年比+0.7%と小幅プラスにとどまる見込みである。4~6月期は大幅なマイナス成長に陥ることは避けられないが、輸出が増加することや、公共投資や設備投資の下支えにより7~9月期にはプラス成長に転じ、景気が後退局面に入ることは回避される見込みである。しかし、ゲタ(+1.3%)を除いた年度中の成長率では-0.5%となる見込みであり、実質賃金の落ち込みなどを背景に、回復のペースは緩やかにとどまる。内外需の寄与度は、内需が前年比+0.4%と小幅増加にとどまるのに対し、外需も+0.3%とプラスに転じるものの力強さには欠ける。個人消費の回復が遅れる場合や、海外経済の悪化により輸出が低迷する場合には、景気が下振れるリスクが高まってくる。


○2015年度は、10月に消費税率が10%に引き上げられると想定しており、駆け込み需要と反動減が発生する。ただし、年度中の動きであるため、均してみると2014年度と比べるとマイナスの影響が小さい。2015年度の実質GDP成長率は前年比+1.2%を予想する。前半は駆け込み需要も加わって景気が持ち直していこうが、後半は反動減によって悪化すると見込まれる。


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