2015/2016年度経済見通し(2015年2月)~景気は持ち直しが続くも、そのペースは緩やかにとどまる~
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2015/02/18


○16日に公表された2014年10~12月期の実質GDP成長率は、前期比+0.6%(年率換算+2.2%)と3四半期ぶりにプラスに転じた。ただし、民需の伸びが小幅にとどまるなど、景気は持ち直しに転じた後も、その勢いは力強さに欠けている。年度末にかけても景気持ち直しが続くと予想されるが、上期の落ち込みが大きいため、2014年度全体の実質GDP成長率は前年比-0.9%と、2009年度以来、5年ぶりのマイナス成長に陥る見込みである。


○2015年度の実質GDP成長率は前年比+1.4%を予想する。力強さには欠けるものの、消費税率引き上げの影響が薄らぐこともあり、ゲタ(+0.5%)を除いた年度中の成長率では+0.9%に拡大する。景気が持ち直す大きな要因は、原油安と賃金の上昇である。原油安はコスト減少を通じて、家計の実質購買力を高め、企業業績の押し上げに寄与するであろう。また、雇用需給がタイトな状態が続くため、賃金が上昇し、雇用者が増えやすい状態が続く。このため、物価上昇率の鈍化もあって、実質の所得が増加し、個人消費の押し上げにつながると期待される。もっとも、企業が固定費の増加に慎重な姿勢を堅持するため、経済の好循環の状態にまでは至らないであろう。


○2016年度も景気の持ち直しが続き、実質GDP成長率は前年比+1.7%と、伸び率もやや拡大する見込みである。前半は緩やかな持ち直しの動きが続くが、後半から2017年4月の消費税率の引き上げをにらんだ動きが家計部門を中心に現れると予想され、回復ペースが増してくる見込みである。


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