2015/2016年度経済見通し(2015年8月)~景気は持ち直しが続くも、そのペースは緩やかにとどまる~
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2015/08/18


○17日に発表された2015年4~6月期の実質GDP成長率は、個人消費や輸出が前期比マイナスに転じたことを原因として前期比-0.4%(年率換算-1.6%)と3四半期ぶりにマイナス成長に転じた。景気の持ち直しが一服していることを裏付ける結果である。


2015年度の景気は、腰折れは回避できる見込みであり、7~9月期には前期比でプラス成長に戻り、その後もプラス成長を維持すると見込まれる。猛暑効果に加え、所得情勢の改善を背景に個人消費が増加に転じるうえ、海外景気の回復に合わせて実質輸出が持ち直してくると期待される。住宅投資や設備投資は増加基調を維持するであろう。2015年度下期についても前期比プラスが続くが、景気のけん引役が不在の中、回復のテンポは緩やかにとどまる。年度を通じて輸出が最大の下振れリスクである。中国を中心とした新興国や資源国の景気減速の動きが強まり、輸出の弱含みが長引けば、景気の持ち直しの勢いはさらに弱いものになろう。年度の実質GDP成長率は前年比+1.1%とプラス成長に転じると予想する。ただし、ゲタ(+0.9%)を除いた年度中の成長率では+0.2%と小幅の伸びにとどまる。


2016年度も、景気の持ち直しは続くと予想される。実質GDP成長率は前年比+1.5%とプラス成長が続き、伸び率もやや拡大する見込みである。年度前半は緩やかな持ち直しの動きが続くが、後半から2017年4月の消費税率の引き上げをにらんだ動きが家計部門を中心に現れることもあって、回復ペースが増してくる見込みである。


2017年度は、消費税率引き上げの影響を受けて、実質GDP成長率は前年比-0.2%とマイナスに陥る。前回引き上げ時と比べて税率の引き上げ幅が小幅にとどまるため、駆け込み需要と反動減の大きさも小規模になるが、それでも家計に対しての影響は大きく、マイナス成長に陥ることは免れないであろう。


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