コモディティ・レポート (2017年1~3月)
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2017/04/11
調査部 芥田 知至


Ⅰ.コモディティ市況全般: 上値は重いものの、下値は徐々に切り上がる


ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月に一時2002年4月以来の低水準となった後、上昇に転じた。その後、上値は重いものの、下値は徐々に切り上がっている。先行き、米政権の政策、英国のEU離脱問題、欧州各国で実施される選挙、中国景気の行方など不透明要因が多いものの、世界景気の持ち直し観測が継続する中、基調としては、緩やかに上昇するだろう。


Ⅱ.エネルギー市況:減産実施も米原油在庫の増加が続き、ブレント原油はやや下落


国際指標とされるブレント原油は、2016年1月20日に27.10ドルの安値をつけた後、上昇し、2017年1月3日には58.37ドルと2015年7月以来の高値をつけた。その後、上値は重くなっている。産油国の協調減産を背景に緩やかな上昇が見込まれるが、高水準の原油在庫などが抑制材料となり、上値は限定的だろう。


Ⅲ.ベースメタル市況: 1~3月の銅市況は5,700~6,000ドルを中心に一進一退


銅市況は、2016年3月18日に一時5,131ドルまで上昇した後、一進一退となっていたが、10月終盤以降、急騰して11月28日には一時6,045.50ドルをつけた。2017年1~3月は、5,700~6,000ドルを中心に推移した。先行き、基調としては、世界景気の緩やかな拡大を背景に徐々に相場が上昇する展開を予想する。


Ⅳ.貴金属市況:1~3月の金相場は持ち直し


金市況は、2016年12月15日には1,122.35ドルと10カ月ぶりの安値まで下落したが、1~3月は持ち直し傾向で推移した。米欧の政治情勢への懸念や米軍によるシリア攻撃などが押し上げ材料だが、米国では緩やかなペースとはいえ、利上げが継続される中、金相場の上値は限定的で横ばい圏での推移が見込まれる。


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