コモディティ・レポート (2017年4~6月)
全文紹介

2017/07/19
調査部 芥田 知至


Ⅰ.コモディティ市況全般: 頭打ちで推移


ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月20日に2002年4月以来の低水準となった後、上昇傾向で推移していたが、2017年に入って頭打ちとなっている。先行き、米欧の政治情勢、中国景気の行方など不透明要因が多いものの、世界景気の持ち直し観測が継続する中、コモディティ相場は緩やかな上昇に転じるだろう。


Ⅱ.エネルギー市況:協調減産の延長決定もブレント原油は下落


国際指標とされるブレント原油は、2017年1月3日に58.37ドルと2015年7月以来の高値をつけた後、一進一退を経て下落傾向となり、6月21日には44.35ドルと2016年11月以来の安値をつけた。上値・下値ともシェールオイルの動向によって抑制され、原油価格はボックス圏での推移になりやすいと思われる。


Ⅲ.ベースメタル市況: 5月上旬に5,500ドル割れの後、6月末に6,000ドルに迫る


銅相場は、2016年10月終盤以降に急騰して、2017年2月13日には一時6,204ドルをつけた。その後、5月8日には5,462.50ドルまで下落したが、6月末には6,000ドルに迫った。先行き、鉱山ストなどが懸念される一方で、世界景気は銅相場の一段高を支援するほどの力強さは欠いており、一進一退が見込まれる。


Ⅳ.貴金属市況:4~6月の金相場は一進一退


金相場は、2017年6月6日には1,295.97ドルをつけたが、7月上旬には1,220ドル前後に下落した。先行きは、複数の地政学的・政治的なリスクが相場の支援材料になるが、FRBによる利上げやバランスシートの縮小などが相場抑制要因となり、横ばい圏の推移が見込まれる。


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