コモディティ・レポート (2017年7~9月)
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2017/10/19
調査部 芥田 知至


Ⅰ.コモディティ市況全般: 持ち直し傾向で推移


ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月20日に2002年4月以来の低水準となった後、上昇したが、2017年に入って頭打ちとなった。足元では、6月にかけて下落した後は、持ち直し傾向にある。先行き、不透明要因が多いものの、世界景気の持ち直し観測が継続する中、コモディティ相場は緩やかな上昇を続けるだろう。


Ⅱ.エネルギー市況:上昇傾向で推移し、ブレント原油は9月下旬に60ドルに迫る


国際指標とされるブレント原油は、一進一退を繰り返しながらも緩やかな上昇傾向で推移し、2017年9月26日には59.49ドルと2015年7月以来の高値をつけた。産油国の協調減産の拡充策への期待、需要増加観測、中東の地政学リスクなどを背景に、原油価格は底堅い推移が見込まれる。


Ⅲ.ベースメタル市況: 銅は9月上旬に7,000ドルに迫る


銅相場は、2016年10月末近くから急騰して、2017年2月13日には一時6,204ドルをつけた。その後、5月8日に5,462.50ドルまで下落したが、9月5日には6,970ドルをつけた。10月に入り、7,000ドル台に乗せ、目先は利益確定売りが出やすいが、中国需要への期待は根強く、底堅い推移が見込まれる。


Ⅳ.貴金属市況:金は9月上旬にかけて上昇後、やや下落


金相場は、7月上旬に1,220ドル前後に下落したが、その後は上昇傾向となり、9月8日には1,357.54ドルをつけた。先行きは、複数の地政学的・政治的なリスクが相場の支援材料になるが、米欧の金融政策が正常化に向かうことなどが相場抑制要因となり、横ばい圏の推移が見込まれる。


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