コモディティ・レポート (2017年10~12月)
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2018/01/22
調査部 芥田 知至


Ⅰ.コモディティ市況全般: 上昇傾向で推移


ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月20日にボトムをつけた後、2017年中盤まで頭打ち傾向となっていたものの、2018年1月には2015年11月以来の高値をつけた。12~1月の相場上昇が速かった反動で、目先は利益確定の売りが出やすいとみられるものの、世界景気の持ち直し観測が継続する中、コモディティ相場は緩やかな上昇を続けるだろう。


Ⅱ.エネルギー市況:ブレント原油は上昇して足元は一時70ドル超


国際指標とされるブレント原油は、上昇傾向で推移し、2018年1月15日には70.37ドルと約4年ぶりの高値をつけた。2018年は、新興国の石油需要増加を背景に一時的に70ドル台半ばを超えることもあろうが、米シェールオイルの増産観測が上値抑制要因となるため、均してみれば、60ドル台後半にとどまろう。


Ⅲ.ベースメタル市況: 銅は12月下旬に7,300ドル超


銅相場は、2017年5月8日に5,462.50ドルまで下落したが、12月28日には7,312.50ドルと2014年1月以来の高値をつけた。足元は、やや利食い売りに押されているが、投資家のリスク志向の強まりや最大消費国である中国の景気の堅調さを背景に底堅い推移が見込まれる。


Ⅳ.貴金属市況:金は再び1,300ドルを回復


金相場は、2017年12月12日には1,235ドル前後に下落したが、年末には1,300ドルを回復し、2018年1月15日には1,344.44ドルまで上昇した。先行きは、複数の地政学的・政治的なリスクが相場の支援材料になるが、米欧の金融政策が正常化に向かうことなどが相場抑制要因となり、横ばい圏の推移が見込まれる。


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