2014年冬のボーナス見通し
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2014/11/06
調査部 藤田 隼平


○2014年夏のボーナスの一人あたり平均支給額は370,550円(前年比+3.1%)と2年連続で増加した。夏のボーナスとしてはリーマン・ショック前を大きく超え、バブルの余韻が残る1991年以来の高い伸びとなった。支給労働者割合が82.2%(前年比+1.4%ポイント)と上昇するなど、ボーナスの支給状況も改善している。ただし、大企業と中小企業では状況が異なっており、一人あたり平均支給額は事業所規模30人以上の企業で増加した一方、事業所規模5人~29人の企業では減少した。また、産業別に見ると「製造業」(前年比+10.5%)で大幅に増加した一方、非製造業(同+1.0%)では小幅の増加にとどまった。


○2014年冬のボーナスは2年連続で増加すると予測する。民間企業の一人あたり平均支給額は377,128円(前年比+2.8%)と、増加幅は夏のボーナスをやや下回るものの、夏と同じく高めの伸びとなろう。産業別では製造業、非製造業ともに増加が続く見通しである。


○雇用情勢の改善が続く中、ボーナスを受け取る人の数も増加する見込みである。冬のボーナスの支給労働者割合は85.2%(前年差+0.7%ポイント)と上昇し、支給労働者数も4,024万人(前年比+2.5%)と増加するだろう。また、2014年冬のボーナスの支給総額は、一人あたり平均支給額と支給労働者数がともに増加するとみられることから15.2兆円(前年比+5.4%)と大きく増加する見込みである。冬のボーナス支給総額の増加は、足元で伸び悩んでいる個人消費が持ち直しへ向かうきっかけになると期待される。


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