2012年1~3月期のGDP(1次速報)結果
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2012/05/17


本日発表された2012年1~3月期の実質GDPは前期比+1.0%(年率+4.1%)と3四半期連続でプラスとなり、増加率もかなり大きくなった。GDPデフレーターは前年同期比-1.2%と下落率の縮小が続いた。


実質GDP成長率に対する寄与度を内外需別にみると、内需の寄与度は前期比+0.9%、外需(純輸出=輸出-輸入)の寄与度は同+0.1%であった。内需は4四半期連続で大幅なプラス寄与となり、好調さを示した。また、輸出が持ち直したことで外需も前期の大幅なマイナス寄与から小幅なプラス寄与に転じた。


内需の内訳をみると、個人消費は前期比+1.1%と4四半期連続で増加し、内需を力強く牽引した。うるう年であったことも押し上げ要因であるが、エコカー補助金の効果もあって自動車販売の増加が続いたほか、旅行や外食などのサービス消費も好調に推移した。住宅投資は、住宅エコポイント制度や金利優遇制度の期限到来後の一時的な着工の落ち込みが尾を引き、同-1.6%と減少した。


設備投資は同-3.9%と減少に転じた。更新投資や復興のための投資などを中心に基調としては持ち直しが続いているが、前期の大幅な増加の反動が出たとみられる。全体として在庫は調整局面にあり、在庫投資はマイナスが続いた。ただし、タイ洪水の影響で前期に大きく減少した在庫を積み増す動きやIT関連財での在庫調整の進展を受けて在庫減少ペースが大幅に鈍ったため、実質GDPに対する寄与度は+0.4%と、成長率を大きく押し上げる要因となった。公的需要では、震災関連の支出増もあって政府最終消費は同+0.7%と高い伸びとなった。また、被災地で復興関連の補正予算の執行が本格化しつつあることを受けて、公共投資も同+5.4%と増加に転じた。この結果、公的需要全体では同+1.5%と堅調に推移した。


次に外需についてみると、輸出は、世界経済の減速が下押し要因となったものの、タイ洪水の影響で落ち込んだ前期からの反動もあり、米国向けの自動車を中心に同+2.9%と緩やかに持ち直した。輸入は、発電用エネルギー需要の拡大や内需の持ち直しを受けて同+1.9%と増加が続いた。この結果、外需の実質GDPに対する寄与度は+0.1%と、成長率を小幅に押し上げる要因となった。


経済全体の総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは、前年同期比-1.2%と下落率の縮小が続いた(前期比では+0.0%と13四半期ぶりのプラス)。輸入物価の上昇が一服するなか、国内物価の下落ペースが和らいできたことが背景にある。


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