2018年7~9月期のGDP(1次速報)結果
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2018/11/14
調査部 小林 真一郎


本日発表された2018年7~9月期の実質GDP成長率は前期比-0.3%(年率換算-1.2%)と2四半期ぶりに前期比マイナスとなった。好調であった前期の反動に加え、天候不順や自然災害の発生という一時的な下押し要因もあり、外需、内需ともにマイナスに寄与した。


個人消費は前期比-0.1%と減少した。4~6月期に大きく増加した反動に加え、天候不順や自然災害の下押し圧力がマイナスに寄与したと考えられる。また、生鮮食品、ガソリンなどの価格上昇が実質値を押し下げた(個人消費デフレーターは前期比+0.4%と上昇)。ただし、猛暑効果による押し上げがプラスに寄与したことや、良好な雇用・所得情勢に下支えされ、減少は小幅なものにとどまった。


住宅投資は、先行する住宅着工件数が4月以降、一時的に持ち直している影響によって前期比+0.6%と5四半期ぶりにプラスに転じた。


企業部門では、設備投資が前期比-0.2%と8四半期ぶりに減少した。人手不足に対応するための省力化投資へのニーズが根強いうえ、五輪関連需要や研究開発投資による底上げもみられるものの、4~6月期に急増した反動もあって、前期比マイナスに転じた。ただし、名目、実質ともに高い水準は維持しており、名目は過去最高水準を更新している。一方、在庫投資の前期比寄与度は-0.1%となった。


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