2016年9月の貿易統計の結果
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2016/10/24
調査部 土志田 るり子


○輸出の動向


9月の輸出金額は、5兆9684億円(前年比-6.9%)と12ヵ月連続の減少となった(図表1)。もっとも、為替の円高(前年比15.8%の円高)が進んだことで、円建ての輸出金額が目減りしているとみられ、価格指数が前年比-11.1%と低下した一方で、輸出数量指数は同+4.7%と上昇した。


品目別の動きをみると、自動車(前年比-7.2%)、鉄鋼(同-20.9%)、半導体等電子部品(同-11.8%)と、主要な輸出品が軒並み減少した。地域別では、アジア向け(前年比-8.4%)、米国向け(同-8.7%)は大幅な減少となったが、EU向けは自動車の輸出が伸びたことなどから前年比+0.7%と小幅に増加した。


為替の変動等の影響を除いた実質輸出(季節調整値)は、9月は前月比+1.0%と増加した(図表2)。2016年1月に起きた自動車関連工場の爆発事故や、4月の熊本地震の影響で生産や輸出が停滞していたが、挽回生産が始まったことで実質輸出には持ち直しの動きが見られる。7~9月期では前期比+0.7%と2四半期連続でプラスとなった。 ....(続きは全文紹介をご覧ください)


図表1 輸出金額(前年比)の動向                 図表2 実質輸出の動向


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