2016年11月の貿易統計の結果
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2016/12/19
調査部 土志田 るり子


○輸出の動向


11月の輸出金額は、5兆9565億円(前年比-0.4%)と14ヵ月連続の減少となった(図表1)。輸出数量指数が前年比+7.4%と上昇した一方で、輸出価格指数は同-7.3%と低下が続いた。市場の為替レートは11月8日(現地時間)の米国大統領選挙以降、円安が進んでいるが、11月の貿易取引の換算レートは1ドル=104.94円(前年比13.5%の円高)だったため、11月は円建ての輸出金額が目減りした。今後、足もとの円安の進展が反映されれば円建ての輸出額が押し上げられると見込まれる。


品目別の動きをみると、自動車(前年比-8.5%)、鉄鋼(同-12.1%)などが減少した一方で、自動車の部分品(同+10.4%)、原動機(同+11.1%)、半導体等電子部品(同+6.5%)などが増加した。地域別では、アジア向け(前年比+3.4%)が半導体等電子部品を中心に15ヵ月ぶりに増加したものの、米国向け(同-1.8%)、EU向け(同-2.2%)は減少した。


為替の変動等の影響を除いた実質輸出(季節調整値)は、11月は前月比+3.4%と増加し、水準もリーマン・ショック直前の2008年8月以来の高さとなった(図表2)。事故や地震後のばん回生産による押し上げ効果は一巡したものの、引き続き持ち直しの動きが見られる。 ....(続きは全文紹介をご覧ください)


図表1 輸出金額(前年比)の動向                図表2 実質輸出の動向


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