2016年12月の家計調査の結果
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2017/01/31
調査部 土志田 るり子


○12月の二人以上の世帯の実質消費支出は減少


総務省「家計調査」によると、12月の二人以上の世帯の実質消費支出は前年比-0.3%と、10ヶ月連続の減少となった(図表1)。


マイナスの寄与度が最も大きかった品目は食料(前年比-3.2%)で、中でもブロッコリー(同-25.6%)、トマト(同-36.7%)などの生鮮野菜が大きく減少した。生鮮野菜は、16年8月~10月の天候不順の影響により、10月ごろから価格の高い状態が続いている。葉物野菜の価格高騰が一服したことで、生鮮野菜の価格は前年比+23.3%(12月の消費者物価指数ベース)と前月(同+37.3%)からは上昇幅が縮小したものの、トマト(同+61.9%)、ブロッコリー(同+51.1%)など、遅れて価格が上昇した品目は買い控えられているようだ。また、国内パック旅行費(前年比-14.5%)も落ち込んだ。一方、自動車購入(前年比+67.9%)、自動車整備費(同+45.9%)など自動車等関係費は引き続き大きく増加した。


月々の振れの大きい「住居」や「自動車等購入」を除いた実質消費支出(除く住居等)も、前年比-1.5%と減少が続いている。また、季節調整値では前月比-0.6%、除く住居等でも同-2.1%と、いずれも3ヶ月連続で減少した(図表2)。


10~12月期では、二人以上の世帯の実質消費支出(季節調整値)は前期比-1.1%と減少し、除く住居等でも同-2.1%と減少した。この結果は2月13日に発表される10~12月期QEの個人消費を推計する際の元データとなるため、実質GDP成長率が前期比で低めの結果となる可能性がある。 ....(続きは全文紹介をご覧ください)


図表1 .実質消費支出の推移(前年比)         図表2 .実質消費支出の推移(季節調整値)


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