日銀短観(2012年12月調査)予測
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2012/12/06
調査部 尾畠 未輝


○12月14日に公表される2012年12月調査の日銀短観では、大企業製造業の業況判断DIは前回調査から7ポイント低下の-10に悪化すると予測する。海外経済の減速を受けて、輸出の低迷が続いている上、個人消費などの内需の動きも弱く、生産は減少傾向が続いている。先行きは、年明け頃には生産が底打ちすると期待されることから、素材業種、加工業種とも景況感は改善すると見込まれる。


○大企業非製造業の業況判断DIは前回調査から4ポイント低下の-4に悪化すると予測する。ただし、製造業と比べ輸出の減少による悪影響を受けにくい分、低下幅は小幅にとどまり水準はプラスを維持するだろう。先行きは、景気が底入れするとの期待から、景況感は下げ止まると考えられる。


○大企業の今年度の事業計画は、製造業、非製造業とも減収減益になると見込まれる。内外景気が弱含んでおり、製造業を中心に収益計画は下方修正される可能性が高い。また、中小企業についても、売上高と経常利益がともに下方修正され、売上高経常利益率は低下するとみられる。


○大企業の今年度の設備投資計画は、製造業、非製造業とも下方修正が見込まれる。設備投資はリーマンショック後の大幅な落ち込みからの持ち直し局面にあるものの、企業の国内における新規投資に対する慎重な姿勢には変化がないと考えられ、製造業を中心に不要不急の設備投資については手控えられる可能性がある。一方、中小企業では、年度内の実績や計画が固まってくるため、例年通り上方修正が見込まれるが、修正率は小幅にとどまるだろう。


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