日銀短観(2013年6月調査)予測
全文紹介

2013/06/20
調査部 尾畠 未輝


○7月1日に公表される2013年6月調査の日銀短観では、大企業製造業の業況判断DIは前回調査から4ポイント上昇の-4に改善すると予測する。円安の恩恵を受けやすい加工業種で改善幅が大きくなる見込みだ。輸出に持ち直しの動きがみられる中、生産は増加基調が続いている。先行きについても、景気の持ち直しが続く中、マインドの改善は続くだろう。


○大企業非製造業の業況判断DIは前回調査から3ポイント上昇の9と、製造業と比べ改善幅はやや小幅にとどまるものの、水準はさらに高まるだろう。先行きも改善が続く見込みだが、消費者マインドの改善が一服し、消費者関連の業種を中心に改善幅は縮小するとみられる。経営環境の厳しさが続く中小企業についても、大企業に遅れて景況感は徐々に改善していくことになるだろう。


○大企業の2012年度の業績は、製造業で減収増益、非製造業で増収増益だったとみられる。2013年度の事業計画は、製造業、非製造業とも増収増益が見込まれる。ただし、円安の進行は、輸出企業を中心に採算を改善させる一方、国際商品市況の上昇とともにコストの増加を通じて経常利益の押下げ要因となる。


○大企業の2012年度の設備投資の実績額は、製造業を中心に下方修正されると予想する。一方、2013年度の設備投資計画は企業収益の改善を背景に上方修正され増加見込みとなるだろう。


全文紹介 前のページへもどる

ページの先頭へ

1234567890