日銀短観(2015年12月調査)予測
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2015/12/01
調査部 藤田 隼平


○12月14日に公表される日銀短観(2015年12月調査)の業況判断DI(最近)は、大企業製造業では前回調査(15年9月調査)から1ポイント低下の11になると予測する。足元の内外需要の弱さを受けて、景況感は悪化すると見込まれる。先行きについても企業は慎重な見方を続けるとみられ、大企業製造業の業況判断DI(先行き)は1ポイント低下の10になると予測する。


○大企業非製造業の業況判断DI(最近)は前回調査から1ポイント上昇の26になると予測する。旺盛な訪日外国人消費が需要の下支え要因となり、個人消費関連の業種を中心に景況感は改善すると見込まれる。先行きについては、海外景気の先行き不透明感が残る中、企業は先行きの業績に対して慎重な見方を続けると考えられる。大企業非製造業の業況判断DI(先行き)は1ポイント低下の25となるだろう。


○中小企業の業況判断DI(最近)は、製造業では前回調査から2ポイント低下の-2に、非製造業は1ポイント低下の2になると予測する。内需の持ち直しが緩慢な中、賃上げに伴う人件費の増加など、中小企業を取り巻く環境は厳しい。内外景気の先行きに対する警戒感もあって、今後も企業は慎重な姿勢を維持するとみられ、中小企業の業況判断DI(先行き)は、製造業では1ポイント低下の-3に、非製造業では1ポイント低下の1になると見込まれる。


○2015年度の設備投資計画は、大企業製造業では前年比+14.7%、大企業非製造業では同+7.0%と増加計画を維持するものの、上期の実績を反映して下方修正されると予測する。他方、中小企業については例年通り上方修正され、製造業では前年比+2.0%、非製造業では同-4.1%となる見通しである。


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