グラフで見る景気予報(2008年6月)
全文紹介

2008/06/04


今月の景気判断


景気は緩やかに回復しているが、減速の動きが広がっている。輸出は緩やかな増加を続けているが、生産は横ばい圏で推移し、3月、4月は下振れしている。住宅投資は、改正建築基準法施行の影響が薄れているものの、基調は弱い。設備投資は厳しい収益環境が影響して、増加が一服している。雇用の改善が頭打ちな中、賃金が小幅増加しているが、物価の上昇が影響して個人消費の増加が一服している。公共投資は減少基調が続いているが、07年度後半は小幅増加した。海外景気の減速、諸コストの増加による企業収益の伸び悩み、さらに世界の金融市場の混乱といった減速要因が広がっているが、景気は緩やかな回復基調を続けると予想される。


当面の注目材料



  • 世界景気~やや落ち着きを取り戻す世界の金融市場。世界景気の減速とインフレ懸念の広がり。

  • 出荷在庫~米国の景気減速と新興国・資源国の好調。強弱両材料が日本からの輸出に与える影響。

  • 原油価格~原油価格高騰による企業収益の悪化とインフレ懸念による消費者マインドの悪化。

  • 政策~与野党対決が続く国会審議。後期高齢者医療制度の見直しと道路特定財源の一般財源化。


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