グラフで見る景気予報(2010年10月)
全文紹介

2010/10/04


今月の景気判断


景気回復は続いているが、勢いは鈍りつつある。雇用・所得の緩やかな改善傾向が続き、政策効果の影響で耐久消費財を中心に個人消費は持ち直している。しかし、輸出は増勢が鈍化し、生産も弱含んでおり、公共投資は減少が続いている。設備投資が増加に転じ、住宅着工も持ち直しているが、いずれも伸びは鈍い。2010年度下期には、政策効果の剥落により個人消費が減少し、生産も弱含みの動きが続くと予想され、景気は踊り場に入る可能性がある。ただし、企業業績の改善と雇用・所得の持ち直しが続くことに加え、海外経済の回復を背景に円高にもかかわらず輸出は底堅さを維持すると見込まれ、景気が失速することは回避されよう。


当面の注目材料



  • 世界景気~世界景気の回復力の強さとその持続性、財政危機をきっかけとした欧州諸国の信用不安

  • 企業活動~円高の輸出、企業業績への影響と、デフレなどのマイナス要因の行方

  • 家計~雇用・所得環境の持ち直しの動きと政策効果剥落後の個人消費の動向

  • 政治・金融~景気対策の効果と財政悪化懸念の行方。各国の金融緩和政策と為替相場への影響


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