グラフで見る景気予報(2010年12月)
全文紹介

2010/12/02


今月の景気判断


景気は踊り場に入っている。年度下期に入って、政策効果で押し上げられた個人消費に反動減の動きが出ている。さらに、海外景気の回復の勢いが鈍化し、輸出の増勢が鈍っている。こうした動きを受けて生産も弱含みで推移しているうえ、公共投資は減少が続いている。設備投資が増加に転じ、住宅着工も持ち直しているが、いずれも伸びは弱い。2010年度下期中は、個人消費が低迷し、企業業績の改善の動きも一時的に弱まると考えられ、景気は踊り場の状態が続く可能性がある。ただし、雇用・所得の改善が続き、海外経済の回復継続を背景に輸出がしだいに底堅さを取り戻し、生産も持ち直しに転じるため、景気が失速することは回避されよう。


当面の注目材料



  • 世界景気~世界景気の回復力の強さとその持続性、財政危機をきっかけとした欧州諸国の信用不安の再燃

  • 企業活動~円高の輸出、企業業績への影響と、デフレなどのマイナス要因の行方

  • 家計~雇用・所得環境の持ち直しの動きと政策効果剥落後の個人消費の動向

  • 政治・金融~各国の金融緩和政策と為替相場への影響。新年度予算の内容と財政悪化懸念の行方。


全文紹介 前のページへもどる

ページの先頭へ

1234567890