グラフで見る景気予報(2011年5月)
全文紹介

2011/05/09


今月の景気判断


景気は東日本大震災の影響で、一時的に下押し圧力が強まっている。震災による資本ストックの毀損、電力不足、サプライチェーンの寸断などにより、生産が一時的に急減している。また、政策効果の剥落に加え、供給面での制約や原発事故の影響により個人消費が落ち込んでいる。さらに、輸出も足元で大幅に減少している。これまで改善傾向にあった設備投資、住宅着工、雇用・賃金も、今後は震災の影響で一時的に悪化する可能性がある。もっとも、海外景気の回復が続いており、復旧が進めば生産、輸出が増加するうえ、公共投資を中心に震災後の復興需要が景気を押し上げると期待される。節電による生産や個人消費への影響や原発事故への懸念は引き続き残るものの、夏前にも景気に持ち直しの動きが広がってこよう。


当面の注目材料



  • 政治・金融~2次補正予算編成・増税など復興に向けた動きと財政悪化懸念、原発事故の景気への悪影響

  • 企業活動~震災後の復旧と企業業績への影響、電力不足への対応、新年度の設備投資計画

  • 世界景気~国際商品市況高騰の世界景気への影響、欧州諸国の財政危機の再燃リスク、中東情勢の行方

  • 家計~政策効果剥落、震災後のマインドの悪化を受けた個人消費の落ち込みの大きさ


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