グラフで見る景気予報(2011年6月)
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2011/06/02


今月の景気判断


景気は東日本大震災の影響で、一時的に下押し圧力が強まっている。震災による資本ストックの毀損、電力不足、サプライチェーンの寸断などにより、生産活動の水準が大きく落ち込んだ状態にある。また、政策効果の剥落、供給面での制約、原発事故の影響で個人消費も低迷している。さらに、輸出も急減し、設備投資、住宅着工、雇用・賃金にも弱い動きがみられる。もっとも、震災からの復旧が急テンポで進んでおり、生産活動はすでに底入れしている。今後も、復旧の進展に伴う生産の急回復や、公共投資を中心とした震災後の復興需要が景気を押し上げると期待される。海外景気の回復継続も、輸出回復を通じて景気を押し上げる。節電による生産や個人消費への影響、原発事故への懸念は残るが、徐々に景気に持ち直しの動きが広がってこよう。


当面の注目材料



  • 政治~政局が混迷する中、2次補正予算編成など復興に向けた動きの停滞懸念、増税・原発事故の行方

  • 企業活動~震災後の復旧と企業業績への影響、電力不足への対応、新年度の設備投資計画

  • 世界景気~国際商品市況高騰の世界景気への影響、欧州諸国の財政危機の再燃リスク、中東情勢の行方

  • 家計~政策効果剥落、震災後のマインドの悪化を受けた個人消費の落ち込みの大きさ


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