グラフで見る景気予報(2012年6月)
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2012/06/04


今月の景気判断


景気は緩やかに持ち直している。海外経済の回復ペースが鈍いため輸出が横ばいにとどまっているものの、内需が比較的底堅く推移している。雇用環境は厳しいが、所得が下げ止まりつつあり、自動車販売が好調を維持するなど個人消費は緩やかに持ち直している。また、設備投資や公共投資も増加に転じている。今後も、政策効果に支えられた自動車の販売増加や、補正予算の執行による公共投資の増加により、景気は持ち直しの動きが続こう。ただし、欧州の財政金融危機の影響などから海外経済の回復ペースがさらに鈍化するリスクや、円高、米国経済の先行き不透明感など、輸出環境の改善が遅れる懸念が高まっている。補助金枠の消化をにらんで、鉱工業生産における自動車の押し上げ効果も次第に弱ってくると予想される。


当面の注目材料



  • 世界景気~欧州の財政金融危機の行方、米国、中国の景気の先行き不透明感、不安定な金融市場の動向

  • 企業活動~震災後の企業業績の動向、円高の輸出への影響、補助金枠の消化をにらんだ自動車生産

  • 政治~消費税引き上げを巡る税制改革案の行方、補正予算による景気押し上げ効果と原発事故・電力不足

  • 家計~下げ止まってきた所得の先行きと個人消費の回復の持続性、自動車など耐久財の販売動向


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