グラフで見る景気予報(2012年8月)
全文紹介

2012/08/02


今月の景気判断


景気は緩やかに持ち直している。輸出の改善が遅れているが、内需が底堅く推移して全体を牽引している。雇用や所得に持ち直しの動きがみられ、自動車販売やサービス支出が好調を維持するなど個人消費は緩やかに回復している。また、設備投資は緩やかな増加基調にあり、公共投資は順調に増加している。底堅い個人消費や補正予算の執行による公共投資の増加により、今後も景気は持ち直しの動きが続こう。ただし、エコカー補助金枠の消化後に個人消費が一時的に落ち込み、自動車の生産押し上げ効果が剥落すると予想され、景気回復の勢いが一時的に鈍る可能性がある。さらに、海外経済の回復ペースが鈍化するリスクや、円高の進行などにより、輸出環境の改善が遅れる懸念が残る。


当面の注目材料



  • 世界景気~米国、中国の景気の先行き不透明感、欧州の財政金融危機の行方、不安定な金融市場の動向

  • 企業活動~震災後の企業業績の動向、円高の輸出への影響、自動車の生産押し上げ効果の剥落の度合い

  • 政治~補正予算による景気押し上げ効果の持続性と原発事故・電力不足の影響

  • 家計~持ち直しの動きがみられる所得の先行きと個人消費の回復の持続性、自動車など耐久財の販売動向


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