グラフで見る景気予報(2015年9月)
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2015/09/02


【今月の景気判断】


景気は横ばい圏で推移している。企業業績の改善が続いているうえ、雇用情勢は良好な状態が維持されており、賃金も持ち直している。さらに、エネルギー価格の下落によって企業、家計のコスト負担が減少している。しかし、こうした景気の好材料が実体経済の押し上げにつながっておらず、足元では個人消費の持ち直しが一服し、設備投資は緩やかな増加基調にとどまっている。さらに、世界景気が緩やかに拡大する中にあっても、輸出は弱含んでいる。こうした内外需要の弱い動きに加え、在庫調整圧力の強まりを受けて、生産も持ち直しが一服している。賃金の上昇が続くことが個人消費の下支え要因となることに加え、世界経済の回復に伴って輸出が緩やかに増加し、設備投資は増加基調を維持すると予想され、景気は緩やかに持ち直してこよう。しかし、中国など新興国を中心に世界景気の回復テンポが鈍った場合には、景気下振れリスクが高まってくる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~中国株価の動き、新興国の景気の先行き、米国の金融引き締めのタイミング、原油価格の動向

  • 個人消費~賃金の改善および物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~弱含んでいる輸出の行方、設備投資の回復ペース、在庫調整の生産への影響

  • 政策~安倍政権の経済政策・財政再建の行方


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