グラフで見る景気予報(2015年11月)
全文紹介

2015/11/04


【今月の景気判断】


景気は横ばい圏で推移しているが、一部に弱い動きが見られる。企業業績の改善が続いているうえ、雇用情勢は良好な状態が維持されており、賃金も持ち直している。さらに、エネルギー価格の下落によって企業、家計のコスト負担が減少している。しかし、こうした景気の好材料が実体経済の押し上げにつながっておらず、個人消費は横ばい圏で推移し、設備投資は緩やかな増加基調にとどまっている。さらに、海外需要の弱さを反映して輸出は均してみると横ばい圏で推移している。こうした内外需要の動きに加え、在庫調整圧力の強まりを受けて、生産は均してみると弱含んでいる。賃金の上昇が続くことが個人消費の下支え要因となることに加え、世界経済の回復に伴って輸出が緩やかに増加すると予想され、景気は緩やかに持ち直すと期待される。しかし、中国など新興国を中心に世界景気の回復テンポがさらに鈍れば、景気下振れリスクが高まってくる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~中国を中心とした新興国の景気の先行き、米国の金融引き締めのタイミング

  • 個人消費~賃金の改善および物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~横ばい圏にとどまっている輸出の行方、設備投資の回復ペース、在庫調整の生産への影響

  • 政策~安倍政権の経済政策・財政再建の行方、日本銀行の追加緩和の有無


全文紹介 前のページへもどる

ページの先頭へ

1234567890