グラフで見る景気予報(2016年1月)
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2016/01/05


【今月の景気判断】


景気は横ばい圏で推移している。企業業績の改善が続いているうえ、雇用情勢は良好な状態が維持されており、賃金も持ち直している。さらに、エネルギー価格の下落によって企業、家計のコスト負担が減少している。しかし、こうした景気の好材料が実体経済の押し上げにつながっておらず、設備投資は緩やかな増加基調にとどまり、個人消費は横ばい圏で推移する中で一部に弱さも見られる。もっとも、輸出が持ち直しつつあり、生産は下げ止まり、横ばい圏での動きに転じているという明るい材料もある。今後は、賃金の上昇が個人消費を下支えすることに加え、設備投資が緩やかな増加基調を維持し、世界経済の回復に伴って輸出が徐々に増加すると予想され、景気は緩やかに持ち直すと期待される。ただし、中国など新興国や資源国を中心に世界景気の回復テンポがさらに鈍れば、横ばい圏での動きが長期化するリスクがある。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~原油など資源価格動向と資源国・新興国の景気の先行き、米の追加金融引き締めのタイミング

  • 個人消費~賃金の改善状況および物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~輸出の持ち直しの持続力、設備投資の回復ペース

  • 政策~2016年春闘の動向、安倍政権の経済政策・財政再建の行方、日本銀行の追加緩和の有無


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