グラフで見る景気予報(2017年2月)
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2017/02/02


【今月の景気判断】


景気は緩やかに持ち直している。企業部門では、輸出、生産が持ち直していることに加え、設備投資は緩やかに増加している。また、在庫水準も低い。さらに、企業業績は改善傾向にあり、企業の景況感も改善している。一方、家計部門では、雇用情勢の良好な状態が維持され、賃金にも持ち直しの動きが見られるものの、根強い節約志向を背景に個人消費は横ばい圏での推移にとどまっている。また、住宅着工件数は、緩やかに減少している。今後は、賃金の伸びは緩やかにとどまろうが、物価の安定と雇用者の増加による実質所得の増加を受けて個人消費が緩やかに持ち直すことに加え、世界景気の回復を受けて輸出の持ち直しが続くと見込まれるため、景気は緩やかに持ち直していくと期待される。また、年度末にかけては2016年度補正予算による押し上げ効果が高まるであろう。企業業績も、米大統領選後の円安を受けて輸出企業を中心に改善傾向が続くと見込まれる。ただし、景気が下振れるリスクは残る。トランプ新大統領の下で米国の景気が順調に拡大し、世界経済をけん引していくとの期待感は根強いが、トランプ氏の言動を巡って再び金融市場が混乱し、期待が一気に剥落する懸念は残り、中国など新興国や資源国を中心に世界経済の減速懸念が強まる可能性がある。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~トランプ新大統領の政策の実現性と米景気への影響、持ち直している原油など資源価格の動向

  • 個人消費~2017年春闘の行方と賃金の先行き、物価動向が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~持ち直している生産、輸出の動向

  • 政策~トランプ相場の行方、米国の追加金融引き締めのタイミングと継続性、2016年度補正予算の効果


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