グラフで見る景気予報(2017年4月)
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2017/04/04


【今月の景気判断】


景気は緩やかに持ち直している。企業部門では、輸出、生産が持ち直していることに加え、設備投資は緩やかに増加している。また、在庫水準も低い。さらに、企業業績も改善が進んでいる。一方、家計部門では、雇用情勢の良好な状態が維持され、企業の人手不足感が強まっている中、賃金は緩やかに持ち直しているが、個人消費は依然として横ばい圏での推移にとどまっている。また、住宅着工件数は、緩やかに減少している。今後も、世界景気の回復を受けて輸出の増加基調が維持され、業績改善を背景に設備投資の緩やかな回復が続くため、景気は緩やかに持ち直していくと予想される。また、資源価格の底打ちと円安によって物価上昇圧力が高まりつつあることが、家計の購買力を抑制する懸念があるものの、雇用・所得情勢の持ち直しが続く中にあっては、個人消費は底堅さを維持すると期待される。さらに、2017年度初めにかけて2016年度補正予算による押し上げ効果が高まるであろう。ただし、景気が下振れるリスクは残る。トランプ大統領の下で米国の景気が順調に拡大し、世界経済をけん引していくとの期待感は根強いが、トランプ大統領の言動や政策の行き詰まりによって金融市場が混乱し、期待が一気に剥落する懸念があり、中国など新興国や資源国を中心に世界経済の減速懸念が強まる可能性がある。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~トランプ大統領の政策の実行力と米景気への影響、持ち直している原油など資源価格の動向

  • 個人消費~労働需給がタイト化する中での賃金の先行き、物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~持ち直している生産、輸出の持続力、人手不足の企業経営への影響

  • 政策~米国の追加金融引き締めのタイミングと継続性、欧州の政治情勢、2016年度補正予算の効果


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