グラフで見る景気予報(2017年7月)
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2017/07/04


【今月の景気判断】


景気は緩やかに持ち直している。企業部門では、輸出、生産が持ち直していることに加え、設備投資は緩やかに増加している。さらに、企業業績は順調に拡大し、企業の景況感も改善が続いている。家計部門では、雇用情勢の良好な状態が維持され、企業の人手不足感が強まっている中、賃金は緩やかに持ち直している。こうした動きを受けて、個人消費は緩やかに拡大している。また、住宅着工件数は、横ばい圏で推移している。今後も、世界景気の回復を受けて輸出の増加基調が維持され、企業業績の拡大を背景に設備投資の緩やかな回復が続くため、景気の緩やかな持ち直しが続くと予想される。また、資源価格の底打ちなどによって物価上昇圧力が高まりつつあることが、家計の購買力を抑制する懸念があるものの、雇用・所得情勢の改善が続く中にあっては、個人消費は底堅さを維持すると期待される。さらに、2017年度前半には2016年度補正予算による押し上げ効果が高まるであろう。ただし、景気が下振れるリスクは残る。トランプ大統領の政策への期待感が徐々に剥落する中、トランプ大統領の言動や政策の行き詰まりによって金融市場が混乱する懸念や、欧州の政治情勢の不透明感の高まりや、朝鮮半島情勢の緊迫化といった地政学リスクなどによって世界経済の減速懸念が強まる可能性がある。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~トランプ大統領の政策の実行力と米景気への影響、原油など資源価格の動向

  • 個人消費~労働需給がタイト化する中での賃金の先行き、物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~持ち直している生産、輸出の持続力、人手不足の企業経営への影響

  • 政策~バランスシートの縮小を含む米国の金融政策の行方、米欧の政治情勢、朝鮮半島情勢等の地政学リスク


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