グラフで見る景気予報(2018年3月)
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2018/03/02


【今月の景気判断】


景気は回復している。企業部門がけん引役となっており、輸出、設備投資、生産が増加し、企業業績も拡大している。これを受けて企業の景況感も改善している。家計部門においても、雇用情勢の良好な状態が維持され、企業の人手不足感が強まっている中、賃金は緩やかに持ち直しているが、個人消費はこのところ持ち直しが一服している。一方、住宅着工件数は緩やかに減少している。今後は、世界景気の緩やかな回復を背景に輸出の増加が続くと見込まれることに加え、企業業績の拡大を背景に設備投資の増加が続くため、景気の回復が続くと予想される。また、資源価格の底打ちや天候不順の影響などによって物価上昇圧力が高まりつつあることが、家計の購買力を抑制する懸念があるものの、雇用・所得情勢の改善が続く中で、個人消費は底堅さを維持するであろう。ただし、朝鮮半島情勢の緊迫化といった地政学リスク、トランプ政権の混乱や政策の行き詰まり、欧州の政治情勢の不透明感の高まりなどにより、金融市場が混乱し、世界経済が減速すれば、景気が下振れるリスクが出てくる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~世界的な株式市場の混乱と実体経済への影響、米国の金融政策の行方

  • 個人消費~労働需給がタイト化する中での春闘の動向、賃金の先行き、物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 企業活動~人手不足の企業経営への影響

  • 政策~北朝鮮・中東情勢等の地政学リスク、米欧の政治的混乱の懸念、共産党大会後の中国の政策運営


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