グラフで見る景気予報(2018年10月)
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2018/10/02


【今月の景気判断】


景気は回復しているが、一部に弱い動きがみられる。企業部門では、生産、輸出が横ばい圏で推移し、景況感が悪化するなど一部に弱さがみられるが、一方で業績は順調に拡大し、設備投資の増加が続いている。これに対し、家計部門では、雇用情勢の改善が進み、企業の人手不足感が強まる中、賃金の持ち直しが続いている。個人消費は、天候不順の影響などで一時的に減少しているが、均してみると緩やかな持ち直しが続いている。今後は、世界景気の回復を背景に輸出が増加基調で推移すると見込まれることに加え、人手不足への対応のための投資や、東京オリンピック・パラリンピックを控えたインフラ建設などの需要の盛り上がりによって設備投資の増加が続くため、景気回復の動きは維持されよう。また、雇用・所得情勢の改善が続く中で、個人消費は底堅く推移するであろう。ただし、米国と各国の貿易摩擦の激化、中東情勢、朝鮮半島情勢の緊迫化といった地政学リスク、米欧での政治的な混乱、米国の金融引き締めに伴う金利の上昇などの要因で国際金融市場が混乱し、世界経済が減速すれば、景気が下振れるリスクが高まる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米国と各国間の貿易摩擦の行方、米金利上昇の国際金融市場や世界経済への影響、新興国通貨の動向

  • 企業活動~資源高・人手不足の企業業績への影響、東京オリンピック・パラリンピックに向けての投資の盛り上がり

  • 個人消費~労働需給が一段とタイト化する中での賃金の先行き、天候不順、物価上昇が個人消費に及ぼす影響

  • 世界情勢~米朝関係・中東情勢等の地政学リスク、米欧の政治的混乱の懸念、原油など資源高の影響


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